企業理念
企業理念の策定ストーリー
鉄板焼ステーキレストラン碧を沖縄県久茂地の歩道もない路地裏で35坪ほどの規模で営業を始めた。一日8万円売らなければならないのに5万円ほどの商いが6か月続いた。
昼はタクシー会社へのお客様をご案内してくださいとの営業だ。
明日への不安に駆られる毎日だ。
奇妙なことをいう従業員がいた。「この店は成功する」臆面もなく言い放つ。
何の論理もなく、毎日の数字が成功を裏付けているのでもないのにだ。
2人ともこの一言に助けられた。成功へのパスポートがないのにだ。開店から7・8か月日から売り上げが伸びてきた。
2013頃からこのビジネスの起点(コンセプト)が見えてきた。つまり、情報の双方向性、具体的に言えば、お客とステーキの焼手の対話。もっと言えば楽しい会話がこのビジネスではできるということ。食の機会を楽しみの機会に変化させることができるということ。このコンセプトに他社との違いを明確に定めた衣を着せる。
→堅苦しさから解放へ=男性シェフから女性シェフへ
→重いから軽いへ=店舗内装をカジュアルに
→リーズナプルな価格へ=鉄板焼きは高いという概念の払拭
→非日常から手の届く非日常へ=利用機会の拡大
→おひとり様排除からお一人様でも
これらのことは中間層が増えてる世界でも受け入れられるとの確信を強め、世界志向という理念項目を定めた。社員の豊かさの実現はこの世界志向という拡大戦略の実行にあるのだという宣言文を策定した。これが下記の理念である。
東京、大阪への進出は世界戦略の一環であり、立地や環境の違いを乗り越えてこの事業を成功させれば企業規模の大小は別にしても世界企業といえるのではないかと考えている。
碧の理念
現場に於いては「お客さまに満足感をご提供する」ことが一番大事な事業活動である。
一方本部は、お客さまに満足感をご提供している現場活動を支援することが第一の仕事になる。
現場本部一体となり、この考えを実践するとき、自然に会社は発展して社会的存在となり会社に所属する個人は
成長して豊かになり資金を提供してくださる株主は潤って喜びを得る。
会社の発展と社員一人ひとりの幸福と株主の利益拡大のために、
「お客さまに満足感をご提供する」ことを株式会社碧は会社理念と定める。
標語
ご提供したいのは満足感
経営指針
ステークホルダー主義
私たちは独りでは生きていません。無数の人々で構成される社会の中で生きています。
それと同じように会社も単独では存在できません。
ステークホルダー(顧客・従業員・株主・取引先・地域社会・国・地球)に支えられ存続しています。
その恩恵に感謝し、会社が生みだす付加価値を全体最適の価値観で配分します。
安心・安全主義
私たちは安心で安全な商品をご提供いたします。
この安心・安全こそが、ご提供する満足感の根底に無くてはならないということを、心底、理解しているからです。
中核幹部の育成(マネージャーの育成)
碧の会社組織の中核はマネージャー(店長)であります。
社会における存在感のある碧を創り上げるためには組織の中核であるマネージャー(店長)を育てる以外にありえないことを心に刻んでいます。
そして次店の店長を育て上げられる幹部こそが会社の最も大事な人材であることも、また深く心に刻んでおります。
世界志向
鉄板焼ステーキレストラン碧やとりひろのビジネスモデルは普遍性があると考えます。
沖縄のような小さな島からこのビジネスモデルは生まれましたが、日本は言うに及ばず世界に通用すると考えます。
かの巨大チェーンのマックやスタバも最初は一店からスタートしました。
国際社会の中にニーズやウォンツがあり、それに戦略が加われば世界に進出できると確信します。
正直志向
人に倫理が求められるように、会社にも倫理が求められます。
その中でも大事なものが「正直さ」ではないでしょうか。
株式会社碧も社会の一員として存続する以上、「正直であること」は至極当然なことです。
会社がどんなに発展しようともこの考えを堅持して参ります。
行動指針
独立不撓(どくりつふとう)
店の運営に責任を持って当たり、困難に遭ってもへこたれない力強い行動をしよう。
一葉知秋(いちようちしゅう)
一つの小さい葉っぱが落ちたのを見て秋の到来を知るように、現場で発生する小さな変化を察知して、打つべき手を考え、行動に移して行こう。
同心戮力(どうしんりくりょく)
全員が心を一つにして、力を合わせていけば、目的は達成できることを確信して行動していこう。
熟慮断行(じゅくりょだんこう)
仕事における日常の細々としたこともよく思いを巡らし、決定したら必ず最後までやり遂げよう。
陰徳陽報(いんとくようほう)
誰が見ていなくても正しい行いであれば、後でよい報いがあることを信じて行動しよう。