企業理念
企業理念の策定ストーリー
1999年6月9日那覇市久茂地で人通りの少ない静かな路地で
碧は産声をあげました。
お客様はタクシーがお連れする観光の方でした。
タクシーの乗務員さんへ協力をいただくために、那覇空港のタクシー乗り場や、複数のホテルへ何度も通いました。
快くお話しを聞いてくれる方、何度お話しても聞いてくれない方がおりましたが、
私たちはただただ一生懸命にお願いにいきました。
当時は、年中無休を打ち出していたため台風の日もお正月も休み無しです。
ある台風の日には、表にある花木を店内に入れ、植物園のような状態で営業をしました。
その時のお客様は私たちの心使いに感動し、『どうして台風なのに開いているの』
私は直ぐ『お客様との約束だからです。お客様が食事をしたいと思った時は、いつでもどんな時でも開いている店を心掛けているからです』と答えました。
自宅と一緒です。自宅には休みはありません。何時でも歓迎しますよね。
結果論ですが、その年のボジョレ・ヌーボー解禁時からお客様が増え始め、初めて30名様のご来店を達成した時は皆でお祝いしました。目標達成を目指した社員の心はひとつになっておりました。
一人ひとりのお客様を大事にして、おもてなしをしてきました。
やがて常連のお客様が増え、より意識して一人ひとりにあった接客を心掛けました。
「沖縄に来てよかった、また碧に食べに行こう」とお客様が思えるように心がけてきました。
この心がけこそが理念の誕生となった『ご提供したいのは満足感』そのものなのです。
こうして一店舗、一店舗心をこめて築き上げてきました。
碧の理念
現場に於いては「お客さまに満足感をご提供する」ことが一番大事な事業活動である。
一方本部は、お客さまに満足感をご提供している現場活動を支援することが第一の仕事になる。
現場本部一体となり、この考えを実践するとき、自然に会社は発展して社会的存在となり会社に所属する個人は
成長して豊かになり資金を提供してくださる株主は潤って喜びを得る。
会社の発展と社員一人ひとりの幸福と株主の利益拡大のために、
「お客さまに満足感をご提供する」ことを株式会社碧は会社理念と定める。
標語
ご提供したいのは満足感
経営指針
ステークホルダー主義
私たちは独りでは生きていません。無数の人々で構成される社会の中で生きています。
それと同じように会社も単独では存在できません。
ステークホルダー(顧客・従業員・株主・取引先・地域社会・国・地球)に支えられ存続しています。
その恩恵に感謝し、会社が生みだす付加価値を全体最適の価値観で配分します。
安心・安全主義
私たちは安心で安全な商品をご提供いたします。
この安心・安全こそが、ご提供する満足感の根底に無くてはならないということを、心底、理解しているからです。
中核幹部の育成(マネージャーの育成)
碧の会社組織の中核はマネージャー(店長)であります。
社会における存在感のある碧を創り上げるためには組織の中核であるマネージャー(店長)を育てる以外にありえないことを心に刻んでいます。
そして次店の店長を育て上げられる幹部こそが会社の最も大事な人材であることも、また深く心に刻んでおります。
正直志向
人に倫理が求められるように、会社にも倫理が求められます。
その中でも大事なものが「正直さ」ではないでしょうか。
株式会社碧も社会の一員として存続する以上、「正直であること」は至極当然なことです。
会社がどんなに発展しようともこの考えを堅持して参ります。
行動指針
独立不撓(どくりつふとう)
店の運営に責任を持って当たり、困難に遭ってもへこたれない力強い行動をしよう。
一葉知秋(いちようちしゅう)
一つの小さい葉っぱが落ちたのを見て秋の到来を知るように、現場で発生する小さな変化を察知して、打つべき手を考え、行動に移して行こう。
同心戮力(どうしんりくりょく)
全員が心を一つにして、力を合わせていけば、目的は達成できることを確信して行動していこう。
熟慮断行(じゅくりょだんこう)
仕事における日常の細々としたこともよく思いを巡らし、決定したら必ず最後までやり遂げよう。
陰徳陽報(いんとくようほう)
誰が見ていなくても正しい行いであれば、後でよい報いがあることを信じて行動しよう。